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仏教を信じることによる功徳としては、自身の、地域社会の、国家社会の除災招福などが期待されがちです。ところが親鸞聖人の場合、そのような利益については一切言及していません。親鸞聖人は、「現生十種の益」を挙げていますが(二五一)、通俗的な現世利益は含まれていません。 仏教は、中国・韓国・日本へと伝来されてくる過程で、土着の宗教・慣習と争わず、それらを受容しつつ変容してきましたから、今に残る日本の仏教文化は、釈尊が説いた仏教とは大きく異なります。(密教は釈尊の説いた顕教と対比されますが、それは釈尊滅後千年も後にインドに興隆した一派です。)現世利益という用語でイメージされる趣旨は、釈尊には皆無でした。 科学・呪術・宗教、三者はともに観念の組織的な体系です。科学は実験的に確かめられ、客観的に事実に妥当する、因果必然の法則的世界観です。対して呪術は、

Title : Buddhist maternal interests (22nd CENTURY ART)
Author : Tokuoka Hideo
Language : en
Rating :
4.90 out of 5 stars
Type : PDF, ePub, Kindle
Uploaded : Apr 11, 2021

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